当サイトについて


当サイトは、フィクションです。
全ての情報に関して、一切の責任を負いかねます。
参考・実践などは、全て自己責任にて行ってください。

2015年1月30日金曜日

フロントサス・ステムメンテナンス2日目 GSX-R1000

フロントサスペンションのオイルシール交換2日目です。

前回記事: 「フロントフォークオイルシール交換1日目 GSX-R1000 2015/01/28」

作業2日目を迎えた朝8時、ホームセンターにて自作特殊工具の材料を購入。
仕事より気合入っているわwww。

昨日の自作コイルスプリングコンプレッサーを改良する。

フロントフォーク分解用自作特殊工具
ビフォー
スペーサーに掛ける爪ボルトが、M6では弱かった。
さらに圧縮を掛けるラッシングベルトが、不安定で使いにくかった。

倒立サスペンション分解用自作SST
アフター
圧縮に3/8"吊ボルトを使用し、締め込み式に変更。
爪ボルトも、3/8"に変更。
締め込みに時間がかかるが、確実な作業ができるようになった。

SSTでスペーサーを押し込んだらロックナットとキャップボルトを締結し、キャップボルトをアウターチューブに締めこんでサスペンションの完成。

サスを車体に取り付ける前に、ステアリングステムのベアリングの状態も確認することにした。

アッパーブラケットを外したらステムナットを外すのだが、生憎フックレンチの持ち合わせがなかった。
工具箱をあさっていると出てきたのがコレ。

ステム分解用フリーレンチ
いつ買ったかも覚えていない、工具箱の底で眠っていたフリーレンチ。
何でこんなもの、持っているんだろう?

GSX-R1000ステアリングステムのオーバーホール・グリスアップ
意外としっかり掛かる。
ロックナットは、強力に締められていたが廻せた。
ステムナットを外す際には、ステムを下から支えていないと落ちゃうから気をつけて。

締め込み時のトルク管理は、カン頼りになってしまうが、マァ大丈夫でしょ
不安な方は、純正特殊工具をどうぞ。
品番は下記のとおり。

09940-14911: Steering stem nut wrench
09940-14960: Steering stem nut wrench socket

GSX-R1000のフロントフォークオーバーホール・グリスアップ
宙ブラリンなR1000、間抜けに見えるなぁ。

GSX-R1000のステアリングステム・ロアアウターレース
ロア側アウターレースは、しっかりグリスが残っているね。

GSX-R1000のステアリングステム・インナーレース
ステムロア側インナーレースは、グリスが切れかけていた。
チェックしといて良かった。

GSX-R1000のステアリングステム・アッパーベアリング
アッパーベアリングは、大丈夫。
しっかり残っている。

レース・ベアリングにサビ・キズは無かったので、キレイに洗浄して再利用。
しっかりと、ウレアグリースを塗り込んでおいて組み上げ作業に入る。

ステムナットの締め具合がハンドリングに影響するんで。焦らず慎重にね。
締めすぎず、緩すぎないところを探ってゆく。

今回、トルクレンチが使えないので関係なかったが、サービスマニュアルではステムナットをトルク45 N.mで閉めてから1/4~1/2回転戻せと書いてある。
ロックナットの指定値は80 N.m。

分解前、ナットとシャフトにマーキングしておいたが、元の位置には戻らんかった。

サスとホイールを仮留めし、タイヤを接地させフォークをダンピングしてから本締め。
サスセッティングを元通りにして完成!

STD値は以下の通り。
フォーク突き出し: 6mm
プリロード: 上から4段目
減衰力・圧側: 時計回りに10クリック
減衰力・伸側: 時計回りに6クリック

とりあえず、フロント周りのメンテナンス終了。
あちらこちらに、キズがついちまったなぁ。
やっぱ週末メカニックとプロじゃ、仕事の違いが出るね。

2015年1月28日水曜日

フロントフォークオイルシール交換1日目 GSX-R1000

昨年、GSX-R1000の洗車時に、フロントフォークからオイルが滲んでいるのを発見。
10年以上前のバイクだが、工具の当てた跡が見つからないので、メンテされたことが無いようにみうけられた。
まぁ、フォークオイルも交換したいし、良い機会だと前向きに考えましょ。

GSX-R1000のフロントフォークオイル漏れ
スズキワールドに問い合わせたところ、部品・オイル代込みで25,000円位らしい。
しかし、年末のことだったので部品供給が年明けになると伝えられ、正月休みも活用できず放置してしまった。
グダグダしているうちに、自分で交換することにした。

スズキ純正フロントフォークオイルシール・ダストシール
発注部品
51153-40F00-0000 シ-ルオイル ¥1,100 × 2個
51156-14200-0000 リンク″ストツハ゜ ¥740 × 2個
51173-02FA0-0000 シ-ルタ″スト ¥790 × 2個

Kawasaki フォークオイル KHL15-10
Kawasaki フォークオイル KHL15-10
2本購入。
スズキ純正だと「L・01」が指定されている。
同等品で安いものを探すと、カワサキから販売されているオイルを発見。
中身はKYB製。
KYBからも同等品が発売されているのだが、なぜかコチラのほうが安い。

スズキ・GSX-R1000・K2のフロントフォークメンテナンス
パーツは届いた、工具も準備OK!作業開始!
外装なんかをスッポンポンにひん剥いてしまう。

GSX-R1000のフロントタイヤ脱着工具
ブレーキキャリパーとホイールを外す。
アクスル用工具には、ヘックスの代わりに対面幅24mmの高ナットで代用。
400円程度で売られている。

脚立スタンドで、バイクフロントをリフトアップ
脚立スタンドで、フロントをリフトアップ。
白い袋には、ブレーキホースにキャリパーの重量がかからないようキャリパーを収納。
サスを外す前に、フォークキャップボルトを緩めておきプリロード・伸び減衰も最弱にしておく。

GSX-R1000のフロント倒立サスペンション
はずしたフロント倒立サスペンション。
サスの分解には特殊工具が必要となる。

品番
09940-94930: フロントフォークスペーサーホルダー
09940-94922: ストッパープレート

しかーし、使用頻度が低く、お値段お高い特殊工具。
そんなモンは、買ってられん。 (-_-メ)
こちとら散々、自作の代用工具で乗り越えてきたんじゃー!

フロント倒立サスペンションの分解用自作特殊工具
検索すると数々の情報が出てきたので参考にして作成。

自作コイルスプリングコンプレッサーの完成!
L型アングルをカットして組み立てた。
材料費は、1,500円くらい。
ラチェット付タイダウンベルトで圧縮する。

スペーサーの穴に爪を引っ掛け、ベルトを締めこみロックナットを露出させる。
ロックナットを固定しキャップボルトを緩めると、インナーチューブを外せるようになる。

しかし、この自作工具の使い勝手が非常に悪い。
こりゃ、改良せんといかんな。

GSX-R1000の分解したフロント倒立サスペンション
ダンパーロッドの脱着はパス。

スライドメタル問題なし。

オイルは、見事に真っ黒ケッケの汚さ。
チューブ内には、オイルがしつこく残っておりダンパーロッドの上下とアウターチューブを上下に返すと出てくるので何度も繰り返す。

倒立サス・インナーチューブのチタンコート剥がれ
インナーチューブのダストシール接触部分に、チタンコート剥げ。
交換すると、どえらい値段が出てくるので現状維持。 (-_-;)

フロントフォークのオイルシール・ダストシール交換
オイルシール・ストッパーリング・ダストシールを交換する。
ここでも特殊工具の名前が挙がってくる。

品番
09940-52861: フロントフォークオイルシールインストーラー(プッシャー)

安くても4,000円以上する。
モッタイナイ。
メタルラバーを吹きかけてから、古いシールを当て打ち込んでやりゃ入る。

フロント倒立サスペンションのインナーロッド特殊工具
インナーチューブをアウター内へ慎重に挿し戻したら、インナーロッドへ針金を巻きつけておく。
これで、下記のSSTが必要なくなる。

品番
09940-50120: インナーロッドホルダー

自作のフロントフォーク油面調整ツール
オイル注入さらにSSTの名前が挙がってくる。

品番
09943-74111: フロントフォークオイルレベルゲージ

当然、いらんわい。
ブレーキのエア抜き時に活躍する、100均注射器と耐油ホースで作った自作油面調整ツール。
適当な棒にホースを固定し、指定値90mmの位置にインシュロックタイを付けただけ。

自作のフロントフォークオイルレベルゲージ
オイルを少しずつ注油したらインナーロッドに巻きつけた針金を引き、ロッドを上下させエア抜きをしてから5分ほど待ってから油面調整。

ここから、組み付けの工程に入るのだが一旦停止。
再度、スプリングを圧縮する際の自作コイルスプリングコンプレッサーを改良するため、翌日に持ち越しとする。

作業2日目へ続く

2015年1月22日木曜日

オイルプレッシャースイッチ装着 GSX-R1000

昨年、バックステップ装着の際にオイルプレッシャースイッチの手配を忘れていた為、リアブレーキランプが点灯しないまま放置していた。

「バックステップ装着 GSX-R1000・K2 2014/07/17」

このスイッチ、メーカー問わずよく壊れると悪名高いパーツだが、車検の年ってこともあり手をつけた。

アクティブ プレッシャースイッチボルト シングル P1.00 ヤマルーブ BF-4
購入したのは、アクティブ社製のスイッチとヤマハのブレーキフルード。

アクティブ プレッシャースイッチボルト シングル P1.00
これで3,000~4,000円。
高いなぁ~。

フルードは1番安かったものを選択。
リアブレーキには、容量100mlが丁度良い。

アクティブ 油圧スイッチボルト 説明書・エレニカルタップ・ワッシャー
説明書・エレニカルタップ2個・ワッシャー2個が付属。

オイルプレッシャースイッチボルト詳細画像
本体とコードの接続部分が頼りない。
コードも貧弱。

油圧スイッチボルト補強
接続部をホットボンドで補強。
コードも保護。
熱収縮チューブがなかったので、絶縁テープを巻いた。

オイルプレッシャースイッチボルト配線加工
エレニカルタップは、不安要素があるので好きじゃない。
車体側の純正コネクタをそのまま生かせる様に、平型端子オスを削って取り付け。

GSX-R1000・K2からリアブレーキフルード抜き取り
車体への取り付け作業開始。
キャリパーブリーダーに注射器を接続して、既存のフルードを抜き取る。

GSX-R1000 '02のスイッチボルト交換
マスターシリンダーからバンジョーボルトを抜いて、スイッチボルトへ交換。
ワッシャーは、必ず新品にしましょ。

リアサスのリザーバータンクへの干渉を心配していたが問題なし。

GSX-R1000 02年のリアブレーキフルードエア抜き
配線を済ませたら、フルードを入れてエア抜きして作業終了。

テストで無事点灯。
あとは、スイッチの耐久性に期待するしかない。

(2015/10/05追記)
半年ほどで壊れました。
(-_-;)

2015年1月19日月曜日

ドナドナ・オレンジジャイロX

約2年前、なじみのバーのマスターから貰ってきたジャイロX。
放置され不動車だったが、少し手を入れると見事に復活し活躍してきた。

HONDA GYRO-X TD01-132 2st前期

ホンダ ジャイロX TD01-132 2サイクルエンジン前期
ジャイロX (車台番号TD01-132) 2スト前期
後輪にスペーサーをかませ、トレッドを拡張しミニカー登録。


しかし、80年代の車輌だけあって各所にガタが出て来た。
決定的だったのが、クラッチシューの磨耗。
発進しない、スピードが出ないと公道を走れないレベルとなってしまった。
純正クラッチシューの供給が終了し、社外品も見つからず・・・。
ライニングの張替えって手もあったが、他の箇所も色々とトラブル続きだったのでネットオークション出品することにした。

ジャンク品で出品したが、10,000円ちょっとの値が付いた。
意外と売れるもんだね。

先週末に落札者さんが、引き取りに来てお別れとなる。 (T_T)/~~~
約2年間、お世話になりました。