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2014年3月31日月曜日

フロントブレーキ・カスタムメンテ 1日目 GSX-R1000

GSX-R1000の何とかならんか?と思っていた点が、フロントブレーキのフィーリングだった。

制動力に問題はないのだが、「グニー」っとした感じが好きになれなかった。
僕チン、「カチッ」としたタッチがお好みなのよ。

ということで、タッチ改善のためブレーキホースをステンレスメッシュタイプに交換することにした。

GOODRIDGE ステンメッシュブレーキホースキット
”GOODRIDGE /ビルドアライン ブレーキホースキット”

ACTIVE社から発売。
在庫処分価格で、13,000円位だった。

車種別設定されているので、ホース長やフィッティング形状を考えることなくボルトオンでつく。
ただし、ブレーキフルードとモリブデングリースは別売り。

どうせなら、交換作業と同時にキャリパーのオーバーホールもやろうと思い、シールセットもオーダーしておいた。

SUZUKI純正部品 シールセットピストン 品番: 59100-40830
”SUZUKI純正部品 シールセットピストン 品番: 59100-40830”
画像の「2」で示されているヤツね。

Webikeで購入。
1セット 3,500円位。

ずいぶん、お高い輪ゴムだな。
チクショー

キャリパーが2個なので、2セット購入。

全てのパーツが手元に届いてから、1ヶ月以上経過してしまった。
天気がよかったりすると、ついつい走りに出てしまい触る機会がなかった。
(^_^;)

幸か不幸か、天気の悪い休日となった某日、ついに作業決行となる。

GSX-R1000・K2のカウルの外し方
まずは、作業の邪魔になりそうなカウルを引っ剥がす。

GSX-R1000・K2のアッパーカウルファスナー
知識のない頃に、悩ましてしてくれたのが、カウルを留めてあるファスナー。
アッパーカウルの、底辺りに使われている。

GSX-R1000・K2のアッパーカウルファスナーの外し方
中央: 通常固定時
右: 取り外し時。ピンを押し込むと抜ける。
左: 取り付け時。穴に差し込んだらピンを押し固定する。

外し方を知らない頃は、裏側からピンを押し出したりしていた。

GSX-R1000・2002のブレーキリザーバーカップ
リザーバーカップの蓋を開け、フルードを抜けやすくする。
フルードは、塗装面への攻撃性が強いので養生して作業。


ホースの取り外し
GSX-R1000・2002のブレーキホース取り外し作業
左キャリパーのユニオンボルトを抜き、ホースからフルードを抜く。
右キャリパーも、同様に。

GSX-R1000・2002のフロントブレーキカスタム
受け皿に使っているのは、100円ショップで売っているアルミ製のケーキ型。
丈夫で使い捨てもでき、あらゆる場面で活躍している。

最後に、ブレーキレバーのマスターシリンダーからユニオンボルトを抜き、ホースを外す。

GSX-R1000・K2の純正ブレーキホース
さようなら、純正ブレーキホースちゃん。
(T_T)/~~~


キャリパーの取り外し
GSX-R1000・K2のブレーキキャリパー取り外し
パッドピン(青印)を抜いて、ブレーキパッドを外す。
ハウジングボルト(赤印)をほんの少しだけ、軽く緩めておく。
マウンティングボルト(黄印)を抜いて、キャリパーを取り外す。

GSX-R1000・K2のフロントブレーキパッド
ブレーキパッドの残量チェックすると、まだ使えるね。
ホース交換後の効果比較のために、このまま継続使用しましょう。

ケチっている訳じゃないのよ。
ちゃーんと、新品パッドも用意していたのだ。

GSX-R1000・K2のブレーキキャリパーオーバーホール
先ほど緩めた、キャリパーのハウジングボルト(赤印)を抜いて分割。

さぁ、ここから本日のメインイベント!
キャリパーピストン抜き取りー!

(丸が3個並んでいるヤツね。)

エアーコンプレッサーがあれば大した作業ではないが、あいにく持ち合わせていない。
そうなれば、人力勝負!

キャリパーピストン脱着ツール
使用する工具はコチラ。
”キャリパーピストン脱着ツール”
アストロプロダクツで2,000円位で購入。
先端をピストンに突っ込み、左右円周に廻しながら引き抜く。

スッポンスッポン簡単に抜けてくれる、お気楽ピストンを先に抜いて固着気味は後回しにする。
で、半分ほど残った問題の固着ピストンと、いざ勝負!

ここからは、画像がございません。
文字だけで、お楽しみください。
言い訳がましいのですが、写真を撮る余裕なんてございませんでした!
お読みいただくと、ご理解いただけるのではと・・・
(-_-;)


ありゃっ、ガリガリ空回りしちまって廻らねぇよ?
握力だけじゃ、押さえが利ねぇ。

ピストン内側も、結構な傷ができてしまった。
そこで、ツールのグリップを地面に押し当て、体重をかけてガッシリ固定。

よっしゃ、何とか動き始めたぞ。
それでも、体勢は現状維持。
握力だけでは、歯が立たない。

はぁー、廻るだけで全然抜けてこねぇよ。
そのうち、フルードで潤滑させたり色々試していると、何とか抜けた。

次のピストンにかかろうと見渡すと・・・

ゲッ、こんなに残っているよ!
全部終わる頃にゃ、死んじゃうぞ?

ブツブツ文句を言いながら、孤独な作業は続く。


ヒィーヒィーゼェーゼェー息を切らしながら、最後のピストンを抜き取った時、







自分で自分自身を褒めていたよ。
(T_T)



結局、全て抜き取るのに1時間以上かかってしまった。

休憩した後、シリンダー内からダストシールとピストンシールを取り出す。
このシール類は、新品と交換するので廃棄。

ようやく、パーツ洗浄ができる状態に漕ぎつけた。
いわば、作業の折り返し地点。

だが・・・

汚れが、頑固で落ちない。
(-_-メ)

しゃーないので、一晩洗剤にドブ漬け放置することにした。

GSX-R1000・K2のブレーキホース交換
まだ、空が明るかったので、ステンメッシュホースの仮組をする。
バンジョーボルトのネジ部に、モリブデングリースをヌリヌリしてホースに組み込む。

GSX-R1000・K2のブレーキホース取り付け
マスターシリンダーに接続。

GSX-R1000・K2のブレーキメンテナンス
ホースの取り回しを決め仮留め。
純正より、かなり細め。

今日の作業は、ここで終了。
2日目に続く。

この後のビールは、美味かった!

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